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踊らにゃそんそん

暑い季節こそメリノウールインナーがいい

東南アジアで暮らしています。
毎日暑いです。地元の方たちが「今日寒いよね~」って言っている日も私にはちゃんと暑いです。
でも東京の8月よりは快適、そんな環境です。

そんな常夏な国々の共通点は、室内に入ると冷房が効きすぎていることです。
レストラン、カフェ、ショッピングセンター、電車やバス、タクシーの中も、とにかくキンキンに冷えています。屋外でかいた汗によって急速冷感。
これが彼らなりのおもてなしだそうです。ありがたいですね。有難迷惑です。
地元の方々も喜んでいるのは最初だけです。長距離バスでは民族問わず全員震えています(白人バックパッカーを除く)。
体が慣れればなんとかなるかなと思っていたのですが、まったく何とかならないので、対策としてウールを着ることにしました。

 

メリノウールインナーとの出会い

きっかけはワークマンでメリノウールインナー(メンズ)を見たことです。そういえば登山とかにも使うって聞いたことあるな~と思い調べると、汗冷え対策として推奨されていて、化繊インナーよりも快適度が高いとのこと。
ちなみにもともとインナーはコットンタンクトップやキャミソールを愛用していましたが、汗冷えの観点では最低のセレクトだということが判明しました。教えておいてよ。

試しに1枚ゲットしてみるかと思い探し始めますが、これが意外とみつからない。
ワークマン→メンズは豊富だがレディースを見かけない
無印→終売
アウトドアブランド→襟ぐりが狭かったり、色展開が薄手のアウターと合わせにくそう(登山やスポーツ向けのインナーだからね)
私は上にシャツやカットソーを合わせたいので、シンプルで襟ぐりがある程度開いていて、透けにくいカラーがいい。あとできるだけお財布に優しいと嬉しい。洗濯機に投げ入れられますよって書いてあるのがいい。そんなわがままを貫き、見つけたのがこちら。

joha メリノウールタンクトップ

デンマーク生まれ、現地では定番肌着ブランドのjoha(ヨハ)。メリノウールの他、バンブー、シルクなどを組み合わせて作られた、とにかく肌へのやさしさにあふれた下着メーカーさんです。
日本女性でどのアパレルブランドでもサイズ気にせず買える体系の方であればキッズサイズでも使えるようです。私はゆったり着たいので、レディースMサイズを買いました。
サイズ表記は店舗によって異なるので気を付けて。

実際に着た

これが超絶快適。
まず着心地がいい。ちくちくしない(これは個人差があるようですが、最初はちくちくしたけど洗濯したら問題なくなったという口コミを拝見しました)。丈が長めで腰回りまでくるのがいい。逆にタイトな服を着るときは、やはりキッズサイズを合わせたほうがいいのかもしれない。
早速外出してみると、インナーが張り付いてこない。コットンを着ていて汗をかくと感じる、背中にぴとっと張り付く感覚がありません。間違いなく汗はかいているのに、不快指数が低い。
そして冷房ガンガンの室内へ。コットンを着ていたときは時間の経過とともにどんどん肌表面が冷たくなっていたのですが、全くなし。全然OKです。冷房の効いたカフェでハロハロだって頼めます。

極寒バスで護送されているときの私のイメージ図です

ちょうど予定があったので、長距離バスに乗る際にも着てみました。約7時間の冷蔵車移動。
これまではどんなに重ね着しても芯が冷えるやばさがあったのですが、それがかなり軽減されました。「寒くて死ぬ」から「さむい」になりました。これは良いぞ。
長距離バスなどの長時間冷え対策は他にもしているので、また別の機会に。

ウールインナーのメリット・デメリット

メリット:体が冷えすぎない。汗を放出するので、あせもにもなりにくい。臭くなりにくい。
デメリット:洗濯時にネットとおしゃれ着洗いは必須。でも洗濯機OK(洗濯機NGなものもあるので選ぶときに気を付ける)しまうときは防虫剤を入れておく必要あり。

夏のインナーにウールはありよりのあり

正直、登山とは環境が異なるので、ウールはやりすぎかな、結局暑くて着てられないかなと思っていましたが、ありです。手持ちのインナーを徐々にウールへ切り替えていく予定。もちろん冷える予定が全くない時(庭の雑草を片付ける日とか)はエアリズムの勝ちです。安くて雑に扱えるから。
最近の日本は、節電ということで店舗やオフィスでもそこまで冷房が効いていませんが、通勤でかいてしまう汗による冷えに困っている方には向いていると思います。

またウールは自浄作用、防臭効果が高いので、最悪数日間着っぱなしでも問題はありません。防災対策の観点でも普段使いのインナーにおすすめです。